Kクリニックの院⻑は、親族内に後継者がおらず、開業希望の医師に引き継いでもらおうと外部から後継者を探していました。Kクリニックは、⾃費治療の評判が高く技術力がウリで、患者さんも自費治療を目的に来られる方が多かったため、技術力の高い医師に引き継いでほしいという要望がありました。
技術の承継を行った事例
譲渡
技術力の高い後継者を探したい
| 譲渡者 | Kクリニック（⻭科） |
|---|---|
| 所在地 | ⻑崎県 |
| 事業内容 | ⻭科医院 |
| 売上高 | 約8,000万円 |
| 譲渡希望の事情 |
譲受
開業時は自身の技術力を活かしたい
| 譲受者 | N医師 |
|---|---|
| 勤務地 | 福岡県 |
| 事業内容 | 勤務⻭科医 |
| 譲受希望の条件 | N医師は法⼈経営クリニックの院⻑職でしたが、経営⾯で独⽴したいという思いが強く、開業を検討していました。N医師の勤めるクリニックも、売り手のKクリニックと同様に自費治療に力を入れており、N医師は、開業時は自身の技術力を活かした診療スタイルを築きたいとの意向がありました。 |
成約
技術の承継を行った事例
Kクリニックの院長は、譲渡後もしばらくクリニックに残り、N医師へ、Kクリニックで行っている自費治療の技術指導を行いました。現院長に患者さんが付いている場合、技術の承継・患者さんの引き継ぎがハードルになるケースもありますが、今回は、売り手買い手間の良好な関係性や、お互いのニーズが上手くはまり、無事に承継が成功した事例と言えます。